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【読書レビュー】『将来が不安なら、貯金より「のんびり投資」』長期投資とは将来なくなったら困る企業を応援すること

「貯金だけだと将来のお金が不安」
「投資について何も知識はないけど興味はある」
「株を買うってリスクしかない」

私はこう思っていました。
「株って運が良ければ少し儲かるけど、ほとんどは大損するもの」だと。

結論、投資の専門知識は不要、何十年先もあり続けてほしい企業を1社決め株を購入、企業の成長を喜びながらのんびり待つだけで資産が増えてしまう、そんな方法が書かれています。

この本が教えてくれるのは、心から応援したい企業の株を安い時に買って高く薄く売る、というサイクルを繰り返すだけというもの。

相場の動きを常にチェックして短期間で大きな利益を得る(逆も然り)というマネーゲームではありません。

これまた嘘くさい…と感じた方は、私が実際に試した結果を別の記事にまとめてみますので、ぜひチェックしてください。

目次

本の概要

長期投資は、流行りの投資にのることなく、早いうちから売り買いのリズムを守って実践することが何より効果的だと述べられています。

1.預貯金だけでは将来のお金の不安は解消できない

2024年11月29日現在、三菱UFJ銀行に定期預金をした場合の金利は0.1%。
100万円を1年間預けても利息は1,000円。

数年前と比べると金利が高くなりましたが、それでも「収入を銀行に預けておけば老後資金は安泰だ」とは思えませんよね。

そこで、老後資金を作る最適な方法として長期投資が挙げられています。

ポイントは20代30代のうちから長期投資を始めること。
時間を味方にしましょう。

2.長期投資は安全かつ確実に資産を作る方法である

この本の中で

長期投資とは、文字どおり株式投資の長期運用のこと

と定義されています。
具体的な長期投資のやり方とポイントが紹介されているので、確認しましょう。

STEP
投資する企業を1社決める

決めるポイントは、将来何があっても応援し続けることができる企業かどうか、徹底的に考えることです。

STEP
決めた企業の活動と株価の推移を日々チェックする

チェックするときのポイントは、経営者の言動と行動が伴っているか、どんな時に株価が上下するのか感覚をつかみます。

ここで本当に一生応援できるか企業か再度確かめることができますね。

STEP
買い時と売り時を理解する

買い時は株価が暴落したとき。売り時は株価が上がってきたとき。

まだ株価が上がるかもしれないと思って売るタイミングが遅れないように注意します。利益は少なくても売り買いのリズムを守ることが最大のコツです。

3.投資成功のコツはのんびりやること

株価が暴落したときに応援するつもりで株を買う、そして株価はまだ上がるかもしれないという欲を捨て売る、このサイクルを厳守することで着実に資産は増えていくと述べられています。

とにかく、応援すると決めた企業の株価が上がるのをのんびり待つ。株価の上下に揺さぶられることなくのんびり株価が上がるのを見守ることが重要です。

この本を読むメリット3選

私はこの本を読んで、株を運用することのハードルが下がりました。
損をするという恐怖感を抱いて運用する必要はなく、基本的な知識があればあとはリズムを守って運用するだけでいい、という考え方に変わったからです。

1.株の運用は老後資金を作る一つの手段になる

iDeCoやNISAは老後資金を作るための手段として話題になっているため、すでに始めている人も多いと思います。

でも老後資金を作るために、何が起きても応援し続けたい、なくなっては困る企業へ投資する=株を買う、という方法を検討したことはありますか?

私は株を買うことに対して知識がなく、ギャンブルと同じだと考えていました。

この本を読むことで、老後資金を増やすための手段が一つ増えるでしょう。

2.投資の専門知識は不要である

繰り返しになりますがこの本では

投資に必要なのは、にわか勉強の株式や金融の知識よりも、五年後、十年後、こんな社会でこのような暮らしがしたいと思い描く想像力と、なんとしてもそれを現実のものにするという強い意思だといえます

と強調されています。
本屋に並んでいる分厚い知識は不要だと納得できました。

3.気をラクに株価のチェックができる

短期間で大きな利益を出そうと思ったら、画面にはりついて相場の動きを常にチェックする必要があります。

上述しましたが、株を購入する前に企業の活動を日々チェックするため、愛着を持ってその企業の株を購入できます。

売り買いのスケジュールが決まっているため、この本で何度もキーワードとして出てきますが、焦らず株価を見れます。

まとめ

この本を読むと、プロの投資家とは異なり、サイクルを守って運用することで小さな利益を積み重ねていけるという点がよく理解でき納得できるでしょう。

まずは下記の順で始めてみましょう。

  • 日常生活でお世話になっている企業をピックアップ
  • その企業の活動をチェックし理念に賛同できるか確認
  • 日々の株価を見る
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