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【試算は自分でしない】健康保険料を年間約6万多く支払うところだった話

この記事にたどり着いたあなたは「国保の保険料がいくらになるか試算したい」と思っていますよね?

結論、特に配偶者や扶養家族のいる方が健康保険料を自分で試算することはおすすめしません。
市役所や組合のプロに健康保険料の試算をしてもらうことを強くおすすめします。

もちろん、知識があり仕組みや計算方法を熟知している人は、市のホームページに掲載されている早見表などで保険料の試算が可能だと思います。しかし、その道のプロではない人がネットで情報を拾い読みして試算をすると、判断を誤り高い保険料を納めることになりかねません。

この記事は、私の知識不足が引き起こした穴があったら入りたいレベルの失敗談です。

失敗を要約すると、国保の保険料を自分で試算するときに、国保に加入しない会社員の夫の所得も計算に入れてしまったのです。当然高く試算されますよね…結果、前職の健康保険を任意継続し、年間6万円多く支払うところだった、という話です。

「普通そんなことする~」
「危機一髪だったね~」
「国保の怖さをまだ知らないな~」

と思いながら読んでいただけると救われます。

目次

「国保の保険料は高い」は全員当てはまる?

この記事を見てくれているあなたなら、一度は聞いたことがあると思います。

国保の保険料は高い
退職後1年間は前職の健康保険に加入、所得が下がる2年目から国保に加入がベスト

そもそも国民健康保険料は、前年の所得によって決まります。去年たくさん稼いだから翌年の納付額が高くなったのであれば、やむを得ないですよね。しかし、国民健康保険に加入する前の所得が特段高くない人にとっては「前職の健康保険に加入するより国保の保険料のほうが安い」となるケースも考えられます。

「国保の保険料は高い」が

  • 誰にとって
  • どんな条件のときに
  • 何と比較したときに

といったことを考えることなく思い込んでしまいました。
所得だけでなく家族構成、配偶者の年収、年齢などによって国民健康保険料は大きく異なるのに、です。

私は2024年12月末で派遣会社を退職し、2025年1月からフリーで仕事をスタートしました。
健康保険の切り替えにあたり、

  1. 前職の健康保険を2年間継続する
  2. 国民健康保険に加入する

保険料が安いのはどちらだろうか、とネットで試算シートを検索し自分で挑戦。

前提として私は、

  • 2024年12月までフルタイムで派遣社員として勤務、派遣元を退職
  • 2025年1月から会社に属さず個人でWebライターの仕事を開始
  • 家族の扶養に入る予定はなし
  • 会社勤めの夫(配偶者・世帯主)と私の二人世帯
  • 夫は2025年以降も会社勤めを継続

という経歴、状況です。

①前職の健康保険を2年間継続する

ネットで情報を集め自分で試算しても大きく外れることはないはずです。
会社と自分で半分ずつ負担していたのが、会社を退職したので全額自己負担になりますね。

ざっくり計算する人は、給与明細の健康保険料の金額×2がこれから支払っていく保険料と考えてください。

最も簡単かつ正確に計算したい人は、「ねんきん定期便」はがきで標準報酬月額を把握、ホームページで保険料を確認するという流れです。前職が協会けんぽの保険に加入していた人は、協会けんぽホームページから自分の住んでいる県を選択。先ほど確認した標準報酬月額を表に当てはめればすぐにわかります。

ですが今の私なら、もし自分の認識が違っていると怖いので、協会けんぽに電話で確認します。

②国民健康保険に加入する

本当に恥ずかしいのですが、私は国民健康保険料を試算するときに、会社員の夫の所得も計算に入れてしまいました。

すると、月換算約8万円の保険料を納付するよう試算結果が…

このときに「いくらなんでもそれは高すぎるよ~」と思える最低限の知識があれば良かったのですが「本当に国保は高いな~だから多くの人は、フリーランス初年度は前職の健康保険を継続、2年目から国保にするのね~」と安易に考えてしまったのです。

たしかに、軽減・免税できる可能性があるため、試算をする上では配偶者の所得も必要です。しかし、実際市役所の窓口で試算をしてもらい仕組みを教えてもらいましたが、あくまで保険料は国民健康保険に加入する本人の前年の所得によって決まります。

「国保の保険料高すぎない?」と気づいた

間違った認識のまま前職の健康保険の継続手続きを進めていたところ、必要書類で不明点があったため協会けんぽへ電話することに。

たまたま「市役所で国保のシミュレーションはされましたか?」と聞いてくれたおかげで、ようやく自分の犯した超凡ミスに気づきました。

「夫は会社の健康保険に加入して労使折半で保険料を払っている。国保に加入するのは私だけなのに、計算になんで夫の所得が含まれるんだろう?」

猛烈に恥ずかしい話の結末

私の場合、自分で試算した国民健康保険料のミスに気づかず、もし前職の健康保険を継続していたら、健康保険料を年間約6万多く支払うことになっていました。

また、幸いどちらの手続きもする前に自分の過ちに気づけたので、丁寧に教えてくれた協会けんぽと市役所の担当者に感謝しています。

国保の保険料を試算して学んだこと

健康保険料の試算はプロにしてもらうこと。これに尽きます。

このブログのコンセプトでもある「人生の選択肢を増やす」ためには「最低限の知識を蓄え経験してみる」ことでしか増えないと私は考えています。

穴があったら入りたいレベルの失敗談であることは間違いないですが、

  • 日本の健康保険と年金の仕組みを深く理解できた
  • 世の中の仕組みを知らないと損をする
  • ネットや世間のイメージを鵜呑みにしない
  • その道のプロはかゆいところに手が届くような提案をしてくれる
  • 経験することでネットで得られないプラスαの知識が得られる

といった多くのことを学んだ経験でした。

知識を増やすことはもちろんですが、得た知識を使い倒し、課題解決のための選択肢を複数提示できるような引き出しの多いWebライターになろうと再認識する失敗でした。

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この記事を書いた人

趣味は野球観戦とお酒、好きが高じて株を購入したWebライター「大原詩穂」です。
●積立NISAと株の運用
●フリーランスの道のり
をすべて実体験をもとに失敗も包み隠さずブログで発信しています。
MBTI診断INTJ(建築家)ど真ん中、新しい情報に触れるとワクワク。「資産運用を始めたい」「フリーで働きたい」という方の道しるべになりたいという思いでブログを開設。

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